マーケティング

【マーケティング最前線】Amazonにおすすめされる商品に満足してる?

ディープラーニングを使ったレコメンド機能についてマーケティング観点からゼロベースで考えてみたいと思います。

商品オススメ機能はなぜ「今」にフォーカスするのか

Amazonをはじめ「レコメンド」つまりおすすめを紹介する技術が発達しています。ディープラーニングと呼ばれる購買履歴やWEB検索結果など、取得できるデータを使って、機械学習をさせ、最適なおすすめをする技術です。

Amazonでは、「あなたにおすすめの商品」という形でレコメンドされるのが有名です。

この時、履歴などからその人の今の「趣味」「志向」「購買傾向」などのフラグ付けやカテゴリに分類していくのですが、一部、問題定義です。

なぜ、「今」なのか?

今でしょ!で有名な林修さんに怒られそうですが、過去の購買や検索などから今のあなたにオススメなのはコレ〜とレコメンドするのは主流ですが、ホントにそれでいいのか、頭をクリアに固定概念を取っ払って考えてみたいと思います。

ベタにマズローの5段階欲求から考えてみる

マーケティングに携わっているので、ディープラーニングなどの話はよく出てきます。

「どんな人なのかを履歴やデータから導き出し、おすすめの商品・サービスをレコメンドする」

レコメンドの精度向上のために日々、新しい技術を取り入れ試行錯誤しています。

マズローの5段階欲求で表されているように、人は「こうなりたい」や「こうありたい」という自己実現の欲求があります。

芸能人みたいな生活がしたい!人間性を高めたい!誰からも愛される人になりたい!高級車に乗って自慢したい!など。

究極はマザーテレサみたいに、無償の愛や思いやりを持っている自分でありたい!など、大小に優劣はありません、何かしらの自己実現欲求があるはずです。

つまり人が求めているものは「今の自分」にオススメではなく、将来こうなりたい・ありたいと思い描く自分(自分になるための)に近づける何かを求めているはずです。

もちろんストレートに私はこうなりたいのです!と購買履歴などからは分かりません。

そこは企業側の努力が必要で、未来のなりたい姿に対してレコメンドができるようにベクトルを向ける必要があるなーと感じています。

フォーカスを「今」ではなく「未来」に

例えば、投資系の本を買っている人に対してどんなレコメンドをするか。

「今」にフォーカスすると、こんな不動産投資や証券会社、少額投資サービス、おつりで投資など、投資というキーワードに対してのレコメンドが主流です。

では「なりたい・ありたい未来の自分」にフォーカスするとどうでしょうか。

ステップ1 理由を紐解く

投資関係の本を買った理由を紐解いて行くことが必要になってきます。

投資をするということはお金を増やしたいということですね。お金を増やしたい理由はどんなものがあるか。

  • 子供に資産を少しでも残してあげたいという親心
  • 家や車など何かを買うため
  • 不労所得を得て会社勤務に依存しない生活をしたい

などなど、理由は人それぞれです。

ステップ2 理由を基にレコメンド

子供に資産を残したい方には、投資以外にも学資保険などもレコメンドできますし、理由がマッチしていたらCV(コンバージョン)つまり学資保険に加入してくれるかもしれません。

労働者として依存しない生活をしたい方(当てはまる確率が高い人)を特定できれば、投資関連の商品・サービスをレコメンドするだけではなく、例えばブログで収益を得る方法など、投資以外での実現する他の方法をレコメンドすることもできます。

最後に

「なりたい・ありたい自分になるためのレコメンド」にもっとフォーカスすることで、レコメンドの精度が上がり、幅も広がります。ユーザーも企業側もハッピーになる構造が作りたいと思うこの頃です。

ということで、アウトプットは市場で!トライ&エラー!